【移住×農業】
就農支援が充実した地域【5選】
~北海道・東北編~
みなさんこんにちは、コラム担当のあらぽんです。
就農を考えている方にとって、どこを移住先にしようか、どんな制度があってどのくらいの手厚さなんだろうか?このあたりがとても重要になってくると思います。
今回は北海道・東北地方における就農支援体制で、特に手厚い支援を行っている各地域をご紹介します。就農を少しでも考えていたり、興味があるという方にとって、北海道・東北地方がその選択肢の一つになればと思います。
今回は、農業に特化した地方移住の支援制度をご紹介となりますが、あなたのライフプランにあわせて、支援制度が手厚い地域についても以前ご紹介しています。
詳しくはこちらの【20代・30代におすすめしたい】〜地方移住すると恩恵がすごい!~をご覧ください!
就農を考えている方にとって、どこを移住先にしようか、どんな制度があってどのくらいの手厚さなんだろうか?このあたりがとても重要になってくると思います。
今回は北海道・東北地方における就農支援体制で、特に手厚い支援を行っている各地域をご紹介します。就農を少しでも考えていたり、興味があるという方にとって、北海道・東北地方がその選択肢の一つになればと思います。
今回は、農業に特化した地方移住の支援制度をご紹介となりますが、あなたのライフプランにあわせて、支援制度が手厚い地域についても以前ご紹介しています。
詳しくはこちらの【20代・30代におすすめしたい】〜地方移住すると恩恵がすごい!~をご覧ください!
地方で農業を始める際に知っておくべきこと
地方で農業を始めたい!と思う反面、新しい場所での挑戦となると色々と不安なことが出てくるかと思います。そんな時に知っておくべき各地域の制度について、ご紹介していきます。
例えば、各地域においては農業相談や研修プログラム、農地の貸し出し情報などを提供しています。地域の農業委員会や農協、農業支援センターなど、専門家やネットワークを持っている組織がありますので、これらの情報を活用していくことが大切です。
■助成金制度
地域の農業支援組織は、新規就農者を支援するために様々な事業や助成金制度があります。
この制度には、農業をする際に必要な農業設備の導入支援や農産物の出荷・販売支援などが含まれます。
各地域によって助成金額は異なりますので、よく見比べて自分にあった場所と制度を見つけることが大切です。
■農業研修プログラム
就農に関する知識や技術を身につけるためには、研修プログラムへの参加することがオススメです。
地域の農業支援組織は、こうした研修プログラムを定期的に提供しています。例えば、農業技術や経営スキル、市場動向などについて学ぶ機会や、現場実習を通じて実践的な経験を積む機会がありますので、積極的に活用することが大切です。
就農支援金が手厚い地域【5選】
今回は、北海道・東北地方の中でも、より就農支援制度が手厚い地域を5つ、厳選してご紹介していきます。
(1)北海道十勝足寄(あしょろ)町
北海道・十勝の東北部に位置している足寄町は、広大な面積があることが特徴で、寒暖差が激しい地域であることが特徴です。代表的な農作物は、小麦・てん菜・豆類などがあり、近年は多彩な種類の野菜が多く栽培されている傾向にある地域です。
放牧酪農が盛んな地域でもあり、数多くの新規就農者が立ち上がって経営をしていたり、イチゴ栽培がしやすい気候の足寄町では、産地化を目指して収益性の高い農業モデルを構築していると言われています。
■「新規就農者経営開始奨励金」制度
制度を受けるにあたり、まずは事前面談を行い、関係機関による審査に通過する必要があります。
その後、まずは就農研修(町内研修農場などによる研修を、最大で2年間受けます)からスタートします。
営農実習奨励金というものが、月額で15万円支給(最大2年間)されます。
・年齢要件:概ね23歳~45歳未満
・交付要件:新規就農志向者として町に認定された者。
町内先進農家で6ヶ月以上2年以内の研修を行う者。
就農開始の段階へ進むと、
経営開始奨励金というものが、年額で200万円支給(経営開始から3年間)されます。
・年齢要件:概ね23歳~45歳未満
・交付要件:新規就農志向者として町に認定された者。
北海道・十勝の東北部に位置している足寄町は、広大な面積があることが特徴で、寒暖差が激しい地域であることが特徴です。代表的な農作物は、小麦・てん菜・豆類などがあり、近年は多彩な種類の野菜が多く栽培されている傾向にある地域です。
放牧酪農が盛んな地域でもあり、数多くの新規就農者が立ち上がって経営をしていたり、イチゴ栽培がしやすい気候の足寄町では、産地化を目指して収益性の高い農業モデルを構築していると言われています。
■「新規就農者経営開始奨励金」制度
制度を受けるにあたり、まずは事前面談を行い、関係機関による審査に通過する必要があります。
その後、まずは就農研修(町内研修農場などによる研修を、最大で2年間受けます)からスタートします。
営農実習奨励金というものが、月額で15万円支給(最大2年間)されます。
・年齢要件:概ね23歳~45歳未満
・交付要件:新規就農志向者として町に認定された者。
町内先進農家で6ヶ月以上2年以内の研修を行う者。
就農開始の段階へ進むと、
経営開始奨励金というものが、年額で200万円支給(経営開始から3年間)されます。
・年齢要件:概ね23歳~45歳未満
・交付要件:新規就農志向者として町に認定された者。
(2)青森県つがる市
青森県の北西部に位置するつがる市は、広大な農地と寒暖の差が大きい北国特有の気候で、農業が盛んなまちという特徴を持っています。
有名な農産物は、お米、メロン、スイカ、りんご、トマト、長いも、ねぎ、ゴボウで、「つがるブランド農産物」として全国PRをはじめ、さまざまな取り組みを行っています。
■「新規就農者支援事業」制度
・支援を受けられる対象者
(1)つがる市に転入し、生活の拠点を移した方で、農業以外の職業から新たに就農しようとする方。
(2)つがる市地域おこし協力隊員であった方で、新たに就農しようとする方。
※ただし、(1)、(2)とも三親等以内に農地を所有したり、借り入れしたりしている親族がいない方に限る。
・要件
(1)国が行う農業次世代人材投資事業(準備型)の交付を受けている方。
(2)受入農業経営体で農産物の栽培について研修を受ける方。
(3)事業期間終了後、引き続きつがる市内に住所を有し、1年以内に自立就農できる方。
※ただし、市長がやむを得ない理由があると認めた場合は、この限りではありません。
(4)つがる市又は転入前の市町村に納入すべき市町村税その他の徴収金の滞納がない方。
(5)申請日においてつがる市へ転入した日から1年を経過していない方。
※つがる市地域おこし協力隊員であった者は除きます。
・補助金
★就農準備支援金……10万円(1回限り)
★研修支援金……月額5万円(定額、補助月数上限24か月)
★居住費支援金……家賃の1/2以内(上限2万5000円、補助月数上限24か月)
※就農準備支援金、研修支援金とは研修や就農にあたって必要となる農機具及び資材等を準備するための資金として支援するものです。
青森県の北西部に位置するつがる市は、広大な農地と寒暖の差が大きい北国特有の気候で、農業が盛んなまちという特徴を持っています。
有名な農産物は、お米、メロン、スイカ、りんご、トマト、長いも、ねぎ、ゴボウで、「つがるブランド農産物」として全国PRをはじめ、さまざまな取り組みを行っています。
■「新規就農者支援事業」制度
・支援を受けられる対象者
(1)つがる市に転入し、生活の拠点を移した方で、農業以外の職業から新たに就農しようとする方。
(2)つがる市地域おこし協力隊員であった方で、新たに就農しようとする方。
※ただし、(1)、(2)とも三親等以内に農地を所有したり、借り入れしたりしている親族がいない方に限る。
・要件
(1)国が行う農業次世代人材投資事業(準備型)の交付を受けている方。
(2)受入農業経営体で農産物の栽培について研修を受ける方。
(3)事業期間終了後、引き続きつがる市内に住所を有し、1年以内に自立就農できる方。
※ただし、市長がやむを得ない理由があると認めた場合は、この限りではありません。
(4)つがる市又は転入前の市町村に納入すべき市町村税その他の徴収金の滞納がない方。
(5)申請日においてつがる市へ転入した日から1年を経過していない方。
※つがる市地域おこし協力隊員であった者は除きます。
・補助金
★就農準備支援金……10万円(1回限り)
★研修支援金……月額5万円(定額、補助月数上限24か月)
★居住費支援金……家賃の1/2以内(上限2万5000円、補助月数上限24か月)
※就農準備支援金、研修支援金とは研修や就農にあたって必要となる農機具及び資材等を準備するための資金として支援するものです。
(3)岩手県奥州市
岩手県奥州市は、西側を奥羽山脈、東側を北上山地で挟まれる北上盆地の南部に位置し、中央を北上川が流れている地域です。
畜産品では、日本最高峰のブランド牛「前沢牛」をはじめ「いわて奥州牛」、「江刺牛」があります。また農産品では、最高級品として取り引きされる「江刺りんご」や、全国食味ランキング最高評価「特A」23回受賞の「奥州市産ひとめぼれ」があるなど、全国的に有名なブランドを数多く生み続けているまちでもあります。
■「農業次世代人材投資資金」制度
・年齢要件:45歳未満
・交付要件:新規の就農者であること
・補助金額:最大で年額150万円、夫婦就農の場合は225万円を給付。
※最大5年間で所得制限があります。
岩手県奥州市は、西側を奥羽山脈、東側を北上山地で挟まれる北上盆地の南部に位置し、中央を北上川が流れている地域です。
畜産品では、日本最高峰のブランド牛「前沢牛」をはじめ「いわて奥州牛」、「江刺牛」があります。また農産品では、最高級品として取り引きされる「江刺りんご」や、全国食味ランキング最高評価「特A」23回受賞の「奥州市産ひとめぼれ」があるなど、全国的に有名なブランドを数多く生み続けているまちでもあります。
■「農業次世代人材投資資金」制度
・年齢要件:45歳未満
・交付要件:新規の就農者であること
・補助金額:最大で年額150万円、夫婦就農の場合は225万円を給付。
※最大5年間で所得制限があります。
(4)山形県遊佐町
山形県遊佐町は、庄内平野の北部に位置しており、秀峰鳥海山を境に秋田県に接する県境のまちです。
また、秋には鮭が遡上する自然豊かな町としても知られています。
特産品には、天然岩ガキやお米、砂丘メロン、庄内柿、パプリカ、鮭など幅広くあります。
■「農業次世代人材投資資金交付金(経営開始型)」制度
・交付要件:新規の就農者であること
・補助金額:最大で年額150万円を給付。
※農業開始から経営が安定するまで、最大で5年間支援いたします。
山形県遊佐町は、庄内平野の北部に位置しており、秀峰鳥海山を境に秋田県に接する県境のまちです。
また、秋には鮭が遡上する自然豊かな町としても知られています。
特産品には、天然岩ガキやお米、砂丘メロン、庄内柿、パプリカ、鮭など幅広くあります。
■「農業次世代人材投資資金交付金(経営開始型)」制度
・交付要件:新規の就農者であること
・補助金額:最大で年額150万円を給付。
※農業開始から経営が安定するまで、最大で5年間支援いたします。
(5)秋田県にかほ市
秋田県にかほ市は、秋田県沿岸部南端に位置しており山形県との県境にあります。鳥海山と日本海の豊富な自然と製造業を中心とするまちであることが特徴です。
天然岩ガキやイチジクなどが特産品としてあり、その他には、和食・洋食など幅広い料理に使える鱈魚醤(しょっつる)と呼ばれる発酵調味料が有名です。
■「新規営農者経営開始支援事業」制度
・交付要件
(1)独立・自営就農時の年齢が、原則50歳未満であり、
次世代を担う農業者となることについての強い意欲を有していること
(2)農地の所有権又は利用権を交付対象者が有していること
(3)主要な農業機械・施設を交付対象者が所有し、又は借りていること
(4)生産物や生産資材等を交付対象者の名義で出荷・取引すること
(5)交付対象者の農産物等の売上げや経費の支出などの
経営収支を交付対象者の名義の通帳及び帳簿で管理すること
(6)交付対象者が農業経営に関する主宰権を有していること
(7)基盤強化法第14条の4第1項に規定する青年等就農計画の認定を受けた者であること
(8)人・農地プランに中心となる経営体として位置づけられ、
若しくは位置づけられることが確実と見込まれること、
又は農地中間管理機構から農地を借り受けていること など
・補助金額
月額で、1人あたり12.5万円(年額で150万円)支給されます。
交付期間は最長3年間(経営開始3年目分までに限ります)
※特例
・夫婦で農業経営を開始する場合は、交付期間1月につき夫婦合わせて、1.5人分が交付。
・複数の青年就農者が農業法人を設立し、共同経営する場合はそれぞれに交付。
秋田県にかほ市は、秋田県沿岸部南端に位置しており山形県との県境にあります。鳥海山と日本海の豊富な自然と製造業を中心とするまちであることが特徴です。
天然岩ガキやイチジクなどが特産品としてあり、その他には、和食・洋食など幅広い料理に使える鱈魚醤(しょっつる)と呼ばれる発酵調味料が有名です。
■「新規営農者経営開始支援事業」制度
・交付要件
(1)独立・自営就農時の年齢が、原則50歳未満であり、
次世代を担う農業者となることについての強い意欲を有していること
(2)農地の所有権又は利用権を交付対象者が有していること
(3)主要な農業機械・施設を交付対象者が所有し、又は借りていること
(4)生産物や生産資材等を交付対象者の名義で出荷・取引すること
(5)交付対象者の農産物等の売上げや経費の支出などの
経営収支を交付対象者の名義の通帳及び帳簿で管理すること
(6)交付対象者が農業経営に関する主宰権を有していること
(7)基盤強化法第14条の4第1項に規定する青年等就農計画の認定を受けた者であること
(8)人・農地プランに中心となる経営体として位置づけられ、
若しくは位置づけられることが確実と見込まれること、
又は農地中間管理機構から農地を借り受けていること など
・補助金額
月額で、1人あたり12.5万円(年額で150万円)支給されます。
交付期間は最長3年間(経営開始3年目分までに限ります)
※特例
・夫婦で農業経営を開始する場合は、交付期間1月につき夫婦合わせて、1.5人分が交付。
・複数の青年就農者が農業法人を設立し、共同経営する場合はそれぞれに交付。
まとめ
今回は東北地方にフォーカスをあてて、就農をするにあたり、各地域の中でもより手厚い制度を厳選してご紹介いたしました。
もともと選択肢になかった地域でも、知ることでその地域の魅力を発見するきっかけにつながったり、どこの地域で挑戦しようかと迷っていた方にとっては、少し後押しできる内容になっていれば幸いです。
地域に関わることで、地域経済を活性化させることにもつながり、そのような新たな挑戦をする方が、今後より多く増えることで、地域がさらに活気づいていくのではと考えます。