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意外と身近な存在!
地方創生ってそもそも何?

―『地方創生』ぼんやり何かはわかるけど...それくらいの存在―

みなさんはじめまして。コラム担当のあらぽんです。 今年の1月からOtanomi内で記事作成の担当をさせていただいています。

前職ではベンチャー企業で営業をしており、企業の魅力を伝えるコンテンツ発信のお手伝いをしていました。そんな経験から、自らの言葉で何かを伝える面白さや深さを学び、実際に制作側の仕事を始めています。


突然ですが皆さんは、『地方創生とは?』と尋ねられると何とお答えしますか?
もちろん多くの『地方創生』の形があるので答えは1つだけではないです。
20代である私の周りの友人に聞いたところ、「町おこしとか?」「あまりピンとこないな~」といった回答を多く聞きました。

言葉は耳にしたことがあっても、実際のところは『地方創生』って不明瞭なところがある。
―これは特に若い世代の人たちにもっと身近なものであると知ってもらいたい―。
そんな思いから、私の言葉でかみ砕いてわかりやすくお話ししていこうと思います!


昨今のリモートワークにより、遠隔でも仕事が可能な時代。
休日は旅行して、平日の昼間は旅行先のカフェでリモートワーク。パソコン一つで好きな場所で仕事をする人も珍しくなくなりました。
これも実は『地方創生』の一つ。

これまで、仕事をする場所としての認識は、都市部と比較すると薄かった地方。現在では自分が望んでいる落ち着いた場所で仕事ができる地方といった認識もついてきているのではと思います。


こう思うと『地方創生』って意外と身近に感じたりしませんか?

―安心・豊か・多様がキーワード―

まず、調べたいことがある時は検索エンジンに問いかけましょう。
『地方創生 とは』と検索すると上位表示される内容は以下の通りです。

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地方創生とは、少子高齢化の進展に的確に対応し、人口の減少に歯止めをかけるとともに、
東京圏への人口の過度の集中を是正すること。

また、「まち・ひと・しごと創生」を言い表した言葉であり、
◯まち(国民一人ひとりが夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生活を安心して営める地域社会の形成)
◯ひと(地域社会を担う個性豊かで多様な人材の確保)
◯しごと(地域における魅力ある多様な就業の機会の創出) の3つを一体的に推進するものである。

(参考:北陸財務局HP/地方創生をめぐる経緯と取組の概要 - 参議院)
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かたい文章をつらつらと並べてしまいましたが・・・

-安心して暮らせること
-豊かであること
-多様なひと・しごとがある環境

以上が理想の状態であると解釈できます。


つまり、

◎少子高齢化で人口減少している→この社会を改善すること
◎一部の場所が潤い、日本全体としては格差が生まれている→経済格差を埋めること

以上が『地方創生』をする上でポイントになるのだと読み取れます。


すぐに人を増やすということは難しい問題ですが、子どもができた時に安心して子育てのできる住みやすいまちが多いと良かったりしますよね。では、そんな理想のまちづくりのために各地方自治体は何をするべきなのでしょうか―。

求められていることを知りたい際には、住民の声を聞く必要があります。政治が関わる問題もありますが、時間をかけてでも住んでいるまちをよりよくするために自治体と住民が協力し合うことは大切なことです。


実際に自治体と住民が関わるとはどういったことなのか、とある地方の取り組みについてご紹介します。

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●農地でスキルシェア
秋田県湯沢市では、湯沢市人口ビジョンと「湯沢市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定しました。
湯沢市が特に力を入れているのが働き方改革です。子育てや介護などの理由で働けない、農閑散期などの時間を有効活用したい人たちと、人材・賃金・時間不足、簡易な業務を外部に依頼したい企業、それぞれ抱える課題を、クラウドソーシングや在宅ワークをいち早く推進することで解決しています。
また、湯沢市では大手企業と連携し※クラウドソーシングを使うことで、地域の名産品のプロモーションや販路拡大を狙う取り組みを行うなど、新たなチャレンジを継続中です。

(参考:新しい場所で新しい暮らしを複住スタイル 地方移住を支援する総合サイト)

※クラウドソーシングとは・・・企業や個人事業主が、不特定多数の人に業務を発注(アウトソーシング)する業務形態のこと。
(参考:コエテコキャンパスbyGMO)

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このように取り組みをしている地方は多くあります。
ただ、まだ距離があるようにも思えますよね。なのでもう少し身近な取り組みをしている『地方創生』の事例をご紹介しようと思います。

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●アニメの聖地巡礼
静岡県沼津市は、絶大な人気を誇るアニメ作品「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台となっており、作中シーンそのままの風景が広がっています。
アニメファンの方が多く訪れ、閑散としていた商店街に活気が戻りました。さまざまな場所や施設と協力したことで沼津市の魅力を発信でき、知ってもらえるきっかけとなったそうです。沼津観光ポータルのHPには場所の説明と合わせてアニメ中のシーン画像も載っているので、実際にその場所に立って写真を撮り、同じ世界を楽しむことができます。

その他、2023年は市制施行100周年を迎える記念の年ともありグルメフェスタを実施予定だったり、住民とこれからを考えるワークショップイベント、沼津まち歩きスタンプ企画など、住民たちに寄り添ったさまざまなイベントを積極的に行って盛り上げる取り組みが多くあります。
(参考:沼津市HP)
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聖地巡礼は遊びの一つであると思っていましたが、実際はこれも『地方創生』に繋がっているとはちょっと意外ですよね。個人的により積極的に聖地へ足を運ぼうと思いました(笑)
余談はさておき、皆さんの中にも好きなジャンルの推しがあると思います。少しでも気になる場所があれば調べて、ぜひ行けるタイミングで訪れてみてください。それがわたしたち世代ができる『地方創生』となり、今日からでも実践していけます!

―わたしの声が未来のカタチに―

『地方創生』は国が、自治体が、力を入れて進めようとしている政策のようにみえますが、実際はわたしたち一人ひとりの意識が大切で、将来に期待をできるように行っているもの。自分の住んでいる場所、もしくは住んでいた場所をもっといいところにしようとするために声に出すこと。SNS発信がイメージしやすいかと思います。自分事と捉えることで、もしかしたらわたしにも変えていけるものかも?と感じていただけたでしょうか。

今回は一部地方の取り組みを抜粋して紹介しましたが、「このような取り組みも地方創生だったのか~」と身近に感じていただけたらと思います。ワクワクする将来を実現するために、社会と向き合いながら暮らしていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます!

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