ホーム地域貢献と社会貢献の違いとは?実は大きく異なる意味合いを解説

地域貢献と社会貢献の違いとは?
実は大きく異なる意味合いを解説

みなさんこんにちは、Otanomiコラム担当です。
地域貢献と社会貢献についてこのような悩みはありませんか?

「地域貢献と社会貢献の意味は?」
「それぞれにはどんな違いがある?」
「結局同じ意味なの?」

地域貢献と社会貢献は同じような意味合いで使用されることも多いため、それぞれの意味を混同しているという方も多いのではないでしょうか。

確かに似ている部分も多いですが、使用される場面に大きな違いがありますので、それぞれの意味と違いについてしっかりと理解しておくことが大切です。

本記事では、地域貢献と社会貢献の違いについて詳しく解説します。

地域貢献と社会貢献のそれぞれの意味は?


ここでは、地域貢献と社会貢献のそれぞれの意味について詳しく解説します。

1:地域貢献とは
地域貢献とは、地域に属した企業や団体、個人が規模に関わらず地域社会に対して自主的・主体的に取り組む社会活動の総称です。

地域貢献活動の目的は地域活性化や地方創生にありますが、その活動のなかで地域コミュニティを創出して地域の人とのつながりを深めたり、活動に参加することで個人の成長などにも効果が期待されます。

地域貢献活動の具体的な例については以下のようなものが挙げられます。

● 登下校時の挨拶運動や見守り活動
● 学校や地域のクリーン作戦
● 地域のお祭りや運動会などの行事の運営補助
● 福祉の推進に資する事業
● 雇用促進に資する事業
● 子育て支援・人づくりの推進に資する事業
● 地域の安全・安心に関する事業
● 環境保全に資する事業
● リサイクル活動


このように、地域をより過ごしやすくするための活動が主となり、ボランティアや地域コミュニティへの参加、企業と連携した事業など、さまざまな方法で参加することができるのです。

◆参照:新潟県「地域貢献に対する基本的考え方」



2:社会貢献とは
社会貢献とは、企業や団体、個人がより良い社会にするために行う活動の総称です。

社会貢献の内容は非常に多岐に渡るため、使う場所によって意味合いは大きく異なる場合があります。
たとえば、法務省においては社会貢献活動について以下のように考えられています。

"保護観察中の人たちが地域社会に貢献する活動を行うことを通じて,立ち直ることを目的としています。  社会の役に立つ体験を通じて,人の役に立てるという感情や社会のルールを守る意識を育みます。"

◆出典:法務省「社会貢献活動とは」


一方で、大学における社会貢献活動は以下のように考えられています。 ”大学の社会貢献とは,その教育・研究活動によって得られるさまざまな知識や情報,技術を社会に還元することであり,「教育」,「研究」と並ぶ大学の重要な役割の1つとして位置付けられたことが分かります。”

◆参照:金沢大学「Q.大学の社会貢献ってどんなこと?」


このように、社会貢献の内容は非常に幅広く使用されますが、社会全体を考えた活動や社会に良い影響を及ぼす活動を指す場合が多いです。

ただし、企業が行う社会貢献についてはクリーン活動やNPO法人への資金提供など、社会全体を焦点に当てた活動を指すことが多く、一般的には地域貢献活動の内容と同じようなことを指す場合が多いです。

地域貢献と社会貢献の違い


結論から申し上げますと、地域貢献は社会貢献の一環として考えられています。
つまり、社会全体を考えたときに地域社会の課題を解決する活動を「地域貢献」と考えることができるのです。

たとえば、世界中の環境のために自宅においてリサイクルを徹底する活動は社会貢献活動と言われることが多いですが、地域社会のゴミ問題を解決するためにリサイクルを徹底する活動は地域貢献と考えられることも多いのです。

このように、地域貢献と社会貢献はどの視点を考えたときの行動かによるため、一般的には地域貢献=社会貢献となるケースが多いです。

そのため、企業によっては地域に密着した社会貢献活動のことを地域貢献と呼ぶこともあれば、社会貢献活動と呼ぶこともありますが、その内容に大きな違いはありません。

副業・兼業で地域貢献はできる?


副業や兼業が広がる中で、それが地域貢献にもつながる可能性が注目されています。
都市部で働く人々が、副業や兼業を通じて地方の課題解決や活性化に寄与することは、新しい働き方の一つとして注目されています。

以下では、副業・兼業がどのように地域貢献を実現できるかについて解説します。

1:地域課題の解決に寄与する副業・兼業
地方には、人口減少や高齢化、産業の衰退など、さまざまな課題があります。
これらの課題に対して、副業や兼業を通じて解決策を提供することができます。たとえば、ITスキルを持つ都市部の労働者が、地方の中小企業や自治体に対してデジタル化支援を行うことは非常に有益です。
リモートワークを活用すれば、物理的な移動を伴わずに貢献できるため、効率的に支援を行うことができます。

2:地域の教育・研修に貢献する副業
都市部で得た知識やスキルを地方に伝えることも重要な地域貢献の一つです。たとえば、都市部の専門家が地方の学校や企業に対してオンラインで講義や研修を行うことができます。これにより、地方の人々が最新の知識や技術を習得し、地域全体のスキルアップを図ることができます。

3:地域の観光資源を活用した副業
地域の観光資源を活用する副業も、地域貢献の一環として効果的です。観光ガイドやツアーコーディネーターとして活動することで、地域の魅力を外部に発信し、観光客を呼び込むことができます。特に、SNSやブログを活用した情報発信は、地域の知名度向上に寄与します。

4:地域産品の販路拡大を支援する副業
地方の特産品や農産物を都市部で販売する副業も、地域貢献の一つです。オンラインショップの運営やマーケティング支援を通じて、地方の産品を広く知ってもらうことができます。
これにより、地域の生産者が新たな市場を開拓し、収益を上げることができます。

5:地域イベントの企画・運営
地域のイベントを企画・運営する副業も、地域貢献の一つです。都市部で培ったイベント運営のスキルを活かし、地域の祭りやフェスティバルを成功させることで、地域住民の交流を促進し、地域の一体感を高めることができます。


副業や兼業を通じて地域に貢献することは、都市部の労働者にとっても地方にとっても多くのメリットがあります。

副業を通じて新たなスキルを得たり、生活の質を向上させたりするだけでなく、地方の課題解決や経済活性化にも大きく貢献できます。
地方自治体や地域住民と協力しながら、自身のスキルや経験を活かして、持続可能な地域創生に寄与していくことが求められています。



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まとめ


本記事では、地域貢献と社会貢献の違いについて詳しく解説しました。

改めてお伝えすると、地域貢献は地域の特性を活かして地域を活性化させるための活動のことを指し、社会貢献は社会全体をよりよいものにするための活動をします。

つまり、社会貢献の中でも地域に焦点を当てた活動を地域貢献ということが多く、その活動内容に大きな違いはありません。

ただし、地域の特性を活かすという点を重視するため、一般的な社会貢献活動とは異なる場合も多いです。
ぜひ本記事を参考にして地域貢献と社会貢献の違いをチェックしてみてください。

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