ホーム【成功事例3選】スポーツが地域創生において重要な理由とは?

【成功事例3選】
スポーツが地域創生において
重要な理由とは?

みなさんこんにちは、Otanomiコラム担当です。

地域創生においてスポーツは大きな注目を集めていますが、スポーツと地域創生が直接結びつかないという方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、実際に地方の地域創生事業を見てみるとスポーツ関連の内容も見られるため、スポーツが地域創生に効果的であることは間違いありません。

地域創生にスポーツが重要な役割を果たしているのであれば、地方副業や兼業で地域創生しながらスポーツに関われるチャンスもあるのです。

本記事では、スポーツが地域創生において重要な理由や地方自治体の成功事例について詳しく解説します。

◆前回記事:地方でのスポーツ事業が注目を集めている理由とは?

スポーツが地域創生において重要な理由とは?


スポーツは身体を動かすことで健康になるという大きな意味以外にも、地域コミュニティの形成や地域ブランディング、地域ビジネスの発展において非常に重要な役割を果たしています。

文部科学省が発表したデータによると、日本のスポーツ産業の93%はJリーグやプロ野球などのプロスポーツ以外で構成されていることが分かっているため、地域の魅力とスポーツを掛け合わせることでお金の動きを円滑にし、地域創生につながる事業を展開できるのです。

【3選】スポーツを活用した地域創生の成功事例


スポーツを活用した地域創生には以下のような成功事例があります。

● 岩手県紫波町「オガールプロジェクト」
● 新潟県十日町市「地域スポーツコミッション」
● 新潟県見附市「健康長寿をテーマとしたまちづくり」


それぞれの成功事例について、以下で詳しく解説します。

1.岩手県紫波町「オガールプロジェクト」
岩手県紫波町(しわちょう)では、駅前都市整備事業の一環として官民複合施設である
「オガールプラザ」の整備を行うことで集客力のある施設の形成と地域価値の向上を実現しました。

施設内にはバレーボールという市場規模の大きくないスポーツに特化した施設をあえて整備することで、バレーボール分野において大きな関心・注目を集めることに成功し、マーケットの創出に成功したのです。

オガールプラザに併設された「オーガルアリーナ」は日本初のバレーボール専用コートとして大きな注目を集め、オリンピックで正式採用されている床材などを使用したことで日本国内のプロチームの合宿にも活用されています。

◆参照:https://ogal.info/information/category/sports


2.新潟県十日町市「地域スポーツコミッション」
新潟県十日町市(とおかまちし)では、”スポーツ”をキーワードに市民や企業、地域団体などの組織が連携することで経済的・社会的効果を生み出して地域活性化に取り組んでいます。

FIFAワールドカップ日韓大会のクロアチア代表チームのキャンプ地誘致を皮切りにしてスポーツによる地域活性化の活動に力を入れており、平成18年に宣言された「スポーツ健康都市」という目標をもとにしてスポーツを通じたスポーツコミュニティの創出に力を入れています。

活動には地域スポーツクラブや体育協会、地方自治体だけではなく、地元のスポーツ関係外車や観光関連、スポーツ団体、旅館組合、行政、地元メディアなど、さまざまな組織が連携することで循環した地域活性化を実現しているのです。

◆参照:https://tokamachi-sc.jimdofree.com/


3.新潟県見附市「健康長寿をテーマとしたまちづくり」
新潟県見附市(みつけし)では、超高齢化問題を抱えている同市において、普段の生活から運動を取り入れることで医療費削減や地域経済の活性化に成功しています。

まずは高齢者が歩きたくなるような快適な歩行空間を整備することからはじまり、日々のウォーキングに1ポイント=1円で使用できるポイントを付与(1年間で最大22,000ポイント)することで高齢者の歩行を促しました。

このポイントは地元商店街などで使用できる地域商品券と交換することができるため、地域経済の活性化にも繋がったのです。

平成27年度の実績では、576万円分のポイントが地域商品券に交換されているため、経済的にも大きな影響がありました。

◆参照:https://pjcatalog.jp/archives/1484

スポーツに関わる副業で地方創生は可能?


地方創生において、スポーツを活用した副業は非常に有効な手段とされています。
スポーツは健康促進や地域コミュニティの活性化に寄与するだけでなく、観光資源としても大きなポテンシャルを持っています。

以下に、スポーツに関わる副業が地方創生にどのように貢献できるかについて詳述します。


1. 地域経済の活性化
スポーツイベントや活動は、多くの観光客を地域に引き寄せる力があります。
例えば、マラソン大会やサイクリングイベント、スキーシーズンなどは、多くの観光客を集める一大イベントとなります。

都市部からの副業者がこれらのイベントに参加し、ガイドやインストラクターとして活動することで、地域の観光資源がさらに充実し、地域経済の活性化に繋がります。

◆具体例
長野県白馬村のスキーリゾートでは、都市部からのスキーインストラクターがシーズン中に訪れ、観光客に指導を行うことで、リピーターの増加に寄与しています。
また、イベント開催に伴う宿泊需要や飲食需要が地域経済を潤します。


2. 地域コミュニティの活性化
スポーツを通じた副業は、地域コミュニティの絆を強める効果があります。副業者が地域のスポーツイベントに参加することで、地元の住民と交流し、地域の一体感を高めることができます。

◆具体例
愛媛県今治市のしまなみ海道サイクリングでは、都市部からのサイクリングガイドが地元住民と観光客の橋渡し役を務め、地域コミュニティの活性化に貢献しています。
また、サイクリングイベントの開催により、地域全体が一つの目標に向かって協力し合う環境が生まれています。


3. 健康促進と教育効果
スポーツは健康促進に大きく寄与します。副業としてスポーツインストラクターやコーチが地域で活動することで、地元住民の健康意識が高まり、健康増進に繋がります。
また、スポーツ教育を通じて、若年層の成長にも貢献できます。

◆具体例
沖縄県のビーチスポーツでは、都市部からのビーチバレーボールやサーフィンのコーチが、地元の子供たちにスポーツを教えることで、彼らの体力向上や精神的成長に貢献しています。
このような活動は、地域の未来を担う若者の育成に繋がります。


4. 新しい観光資源の創出
スポーツを活用した副業は、新しい観光資源の創出にも寄与します。
地域特有の自然環境や文化を活かしたスポーツイベントやアクティビティは、観光客にとって新たな魅力となります。

◆具体例
京都府舞鶴市のウォータースポーツでは、都市部からのカヌーやSUPのインストラクターが、地域の豊かな自然環境を活用したツアーを提供しています。
これにより、舞鶴市は新たな観光資源として注目を集めています。


5. 副業者自身の成長と満足度の向上
スポーツを活用した副業は、副業者自身にも大きなメリットをもたらします。
自身の趣味や特技を活かして活動することで、仕事に対する満足度が高まり、さらなる成長の機会が得られます。

◆具体例
ラグビーチームのサポートスタッフとして活動する都市部の副業者は、プロフェッショナルな環境での経験を積むことで、自身のスキルアップに繋がります。
また、地域に貢献することで得られる充実感は、副業者のライフワークバランスの向上にも寄与します。


スポーツを活用した副業は、地方創生において非常に有効な手段です。
地域経済の活性化、コミュニティの絆の強化、健康促進、新たな観光資源の創出など、多岐にわたる効果が期待できます。
さらに、副業者自身も成長と満足感を得ることができるため、持続可能な地域貢献が可能となります。

スポーツを通じた副業を推進することで、地方創生の新たな可能性を広げることができるでしょう。



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まとめ


本記事では、スポーツが地域創生において重要な理由や地方自治体の成功事例について詳しく解説しました。

スポーツを活用した地域創生は地方でも多く見られており、そのアプローチ方法はさまざまです。
スポーツが好きだという方でも都市部ではスポーツができる環境が少ないためビジネスチャンスにおいても少ないと感じている方も多いのではないでしょうか。

地方副業や兼業であれば、スポーツに関連する事業が数多く存在するため、好きなスポーツに携われることができるかもしれません。