地方創生×新規事業
「起業型」地域おこし協力隊
地域で起業する選択肢のひとつに。支援制度や募集事例の5選を紹介。
みなさんこんにちは!コラム担当のあらぽんです。
最近のスキルシェア市場において、やりたい副業ランキングの上位に入っているのが「地域おこし」だということをご存知でしょうか?これは、地域に何かしら貢献をしたいという思いのある方が多いことだとわかり、興味関心があると捉えることができます。
例えば、「地域おこし協力隊」という活動をしている方々が全国にはいます。
簡単にお伝えすると、過疎化や少子高齢化が進んでいる地方へ移住し、地場産品の開発や販売、PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援など、その地域への定住・定着を図る取り組みです。※任期は概ね1年以上、3年未満。(参考:総務省HP)
より地域の未来につながる、持続可能な事業を生み出す取り組みとして、「"起業型"地域おこし協力隊」という方々が存在します。ただ、地方でいきなり起業をすることはハードルが高いですよね。1から自分で進めていくことに不安があるかと思います。
そこで、本記事では「"起業型"地域おこし協力隊」はどんなことをするのか。また、サポートをしてくれる受け入れ体制のある地域がどこで、どんな募集をしているのか事例を含めてご紹介していきます。
最近のスキルシェア市場において、やりたい副業ランキングの上位に入っているのが「地域おこし」だということをご存知でしょうか?これは、地域に何かしら貢献をしたいという思いのある方が多いことだとわかり、興味関心があると捉えることができます。
例えば、「地域おこし協力隊」という活動をしている方々が全国にはいます。
簡単にお伝えすると、過疎化や少子高齢化が進んでいる地方へ移住し、地場産品の開発や販売、PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援など、その地域への定住・定着を図る取り組みです。※任期は概ね1年以上、3年未満。(参考:総務省HP)
より地域の未来につながる、持続可能な事業を生み出す取り組みとして、「"起業型"地域おこし協力隊」という方々が存在します。ただ、地方でいきなり起業をすることはハードルが高いですよね。1から自分で進めていくことに不安があるかと思います。
そこで、本記事では「"起業型"地域おこし協力隊」はどんなことをするのか。また、サポートをしてくれる受け入れ体制のある地域がどこで、どんな募集をしているのか事例を含めてご紹介していきます。
起業型地域おこし協力隊とは?
【起業型地域おこし協力隊とは】
決まった業務があるわけではなく、県や市から報酬や給与、経費などの支援を受けながら、自らのアイデアで地方創生・地域活性化につながるような事業をつくり、その地域に新たなビジネスを創出することを目指していくことを指しています。
【起業型地域おこし協力隊が注目される背景として】
主に地方における人口減少や少子高齢化が進んでいることで、働き手が不足してしまっており、その課題を解決するべく外部からの手を借りるために「起業型地域おこし協力隊」が必要とされています。 地方自治体が抱えている課題はさまざまありますが、地域経済を活性化させていくために、欠かせない存在となっています。
地方で起業することの「やりがい」と「難しさ」
■やりがい
地域の持っている魅力を生かしたビジネスを展開することで、地域の発展に貢献することまた、地域の課題を解決することで、地域住民の生活や社会に貢献することにつながっていきます。 自身のやりたかったことを実現することと同時に、地域の発展に貢献できる機会となるでしょう。
■難しさ
都市部に比べて人口が少ないため、どのビジネスにおいても顧客を獲得することが難しい場合があります。そのため、人脈を拡大していくことが必要となります。地域コミュニティに積極的に参加したりして、交流を深めていくことで、横のつながりをつくれ、ビジネスにつながっていくことが期待できます。
「起業型地域おこし協力隊」を募集している地域5選
1、茨城県県北エリア
プロジェクト名:KENPOKU PROJECT E
■概要・目的
県北地域(※)において、外部人材の力を借り、地域資源の活用や地域課題の解決につながるプロジェクトを、3年を目途に持続可能なビジネスとして行っています。
※ 県北地域:日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、常陸大宮市、大子町の6市町
■報償
月額 233,300円 ※活動状況で変動あり
■活動経費
上限額 166,600円×活動月数(年額)
※任期中の家賃、車両の借上げ費用や活動に係る燃料費や備品等は、予算の範囲内で支援機関が負担してくれます。
■活動日数
1週間のうち月曜日から金曜日までの週5日間、1日当たり概ね7時間45分の活動を基本。
■サポート体制
担当コーディネーターが、事業計画等へのアドバイスやビジネスの実現に必要なネットワークの開拓をサポート。また、県北地域で起業するにあたって必要な知識や素養の習得等を目的とした研修会・勉強会等の実施もしています。
\活動事例/
実は、弊社代表もKENPOKU PROJECT Eのメンバーとして活動をしています!
・プログラミング教室を通じた魅力的な地域作り
⇒Otanomiにもご掲載いただいており、都市部との教育格差解決のため地域の子どもたちが学ぶことはもちろん、プログラミング教室に来るのが楽しいと思える場所づくりを提供しています。
その他…
・人と自然を繋ぐサスティナブルなサウナ造り
・茨城県北地域を拠点に茨城を飛び回る映像クリエイター
・アグリビジネスと里地里山を活かした観光振興・まちづくり
・住まなくなった家に新たな役割を創るプロジェクト
などがあります。
2、福島県田村市
■概要
地域特性を活用して地域に還元することを目指すとともに、地域の活性化支援、農林業の応援及び住民の生活支援など、移住・ 定住や地域力の維持・強化を図るための活動を行っています。
■給与
月給225,000円
■活動経費
任期中の家賃、車両の借上げ費用や活動に係る燃料費や備品等は、予算の範囲内で支援機関が負担してくれます。
■活動日数
原則週5日間
■サポート体制
地域と関わるためのサポートとしては、一般社団法人Switchが担当し、事業立ち上げの専門家である株式会社MAKOTO WILLもサポートする体制となっています。
\想定の業務事例/
・ビジネスアイデアの実現(事業化)に向けたテスト事業の実行及び検証
・移住希望者を対象としてオーダーメイドの移住体験ツアーの企画・運営
・地域資源の探求と創造によるふるさと納税に係る生産者・事業者と消費者の橋渡し
・地域産品のブラッシュアップや魅力発信
などがあります。
◆参考:福岡県田村市
3、岡山県西粟倉村
■概要
西粟倉村を舞台に新たな価値(市場や経済)を創りだす起業家を募集しているプロジェクトです。
最大3年間にわたって事業委託費及び活動費を支払うことで、事業の自立以上を目指す起業家の支援を行います。
■事業委託費
月額:240,000円(年額288万円)
■活動費
年間1,560,000円
\活動事例/
・障がい児の放課後デイ
・酒屋さん
・子どものオーダーメイドの帽子屋さん
といった事業者がうまれています。
◆参考:福西粟倉村起業型地域おこし協力隊選考会募集要項の資料より
4、北海道留萌市
■概要
地域資源の活用や地域課題の解決など、地域に根差した新たな仕事づくりによる地域活性化と地域産業の振興を行うプロジェクト。
■報酬 月額 214 ,000円
■活動経費
約78,000円(年間940,000円上限)×活動月数を上限とする額
※活動計画書及び活動報告書に基づき予算の範囲内で支払います。
※家賃:月額27,000円を上限に支給。
※車両の借上げ費用や活動に係る燃料費等についても活動費に含む。
■勤務時間
具体的な日数及び時間は定めていない※業務委託契約となります。
■サポート体制
地域に関する相談などのバックアップを行うほか、事業立ち上げの専門家である株式会社MAKOTO WILLが起業支援を行ってくれます。
※北海道では、他にも厚真町や中川町でも起業型地域おこし協力隊を行っております。
◆参考:留萌市地域おこし協力隊を募集
\活動事例/
・農業事業
・岩盤浴やセラピー事業
などがあります。
◆参照:ここから
※起業をする前にお試しとして参加できる起業体験のプログラムとなっています。
5、宮城県南三陸町
プロジェクト名:南三陸創業支援プログラムGAUDIE
■概要:以下2つから選択して参加することが可能です。
1.ひらめく編
南三陸へのフィールドワークや地元の人との対話から、あなたにとってワクワクする事業アイデアと基本構想を生み出すプログラム。
2.決める編
アイデアを事業構造として意味あるものにしていくなど、講師や地元の人からの意見を取り入れながら進めるプログラム。
■サポート体制
講師やコーディネーターを配置していたり、地元の経営者や先輩起業家たちに相談できたりします。
また、支援金などのバックアップ体制や、クラウドファンディングでの資金調達も行っています。
\開催されているプログラム/
▼ひらめく編
ゼロから地方起業のアイディアを探求するプログラム
1.体験型フィールドワーク
→実際に現地を訪れて地域の方と交流し、アイデアを得ることができる。
2.地域の方とのトークセッション
→参加者の希望に沿って、より深く密に地域を知る機会を得ることができる。
3.ブラッシュアップワーク
→最終的な起業アイディアを発表してフィードバックをもらい、事業構想を深める機会にできる。
▼決める編
起業検討のための5ヶ月間プログラム
1.基礎知識を学べる講義へ参加
2.現地のことを知るためのフィールドワーク
3.事務局がバックアップの元、イベント出展など何かトライアルで実践
4.起業の実現に向けた相談(地元の協力者の紹介など)
5.地元の人にプレゼンをして反応を確かめる場の提供
◆参照:ここから
まとめ
「起業型地域おこし協力隊」について、どんな場所でどんな活動をするか少しイメージは湧きましたでしょうか?少しでも地方で起業に挑戦するきっかけとなれたら嬉しいです。地域の活性化のため、持続可能な事業を構築していくために力を必要としている地域は多くあります。ぜひ、あなたのスキルを地域貢献にシェアしてみませんか?