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地域コミュニティとは?
ジャンル別の事例を5選紹介!

いまの時代だから注目される地域とのつながり。

みなさんこんにちは!コラム担当のあらぽんです。

直接人と会わなくてもネット上でつながることができる時代。コロナ禍では便利だった一方で、人との関わりを持たずとも生活ができてしまいます。

ただ、そうした生活ばかりではなく、外に出て人と交流し、家にいた時には見れなかった、知らなかった世界を体験することもいいかもしれません。

所属するコミュニティが変わると、今までになかった体験をしたり、情報や文化に触れたり、自分の価値の変化、人のつながりの変化など、新たな発見があるかもしれません。

今回は多くあるコミュニティの中でも、「地域コミュニティ」についてご紹介します。各地域ではどんなことに取り組んでいるのかをお伝えします。

地域コミュニティとは何か?

「地域コミュニティ」とは、簡単に言うと地域をよりよくするために住民同士が協力し合う集団です。
具体的には、情報共有やイベント等の開催をしたり、地域問題の解決などを通じて人々のつながりを強化することで、地域の持続可能性を向上させることを目的としています。
現代社会において重要性を増しており、地域資源を最大限に活用することで地域経済にもプラスの影響を与えています。

地域コミュニティで取り入れやすい取り組みって?

▼地域資源の活用
地域資源や特産品を活用することで、地域経済の活性化や地域の魅力の向上に期待ができます。
例えば、工芸品の販売促進、観光資源の活用、地域ブランドの活用などが挙げられるでしょう。

▼地域イベントの開催
地域イベントは地域の結束を高めるだけでなく、地域外の人も参加できるので魅力的な場を提供することにつながります。地域の特色や伝統を反映したイベントを企画し、地域の魅力を発信することで地域振興や交流が促進されます。
例としては、地域のお祭りやフェスティバル、地域の伝統文化や芸術のイベントなどが挙げられます。

▼地域教育の推進
子供たちに、地域の歴史や文化を伝承し継承するために、学校や教育機関と連携し、地域の特色を反映した教育プログラムやイベントが実施されています。そうした取り組みによって、地域に愛着を持ってもらうことに期待できるでしょう。

いずれの取り組みも、地域の住民や団体との協力や連携が重要となります。

【事例紹介】具体的な地域コミュニティの取り組みと特徴

1、地域資源編

・徳島県三好市
「地域資源を活用し、観光拠点となっている道の駅」
取り組み概要:三好市山城町は、大歩危・祖谷には地域固有の歴史・文化・自然等の魅力的な観光資源が多くあります。妖怪伝承がキラーコンテンツで、気軽に体験できる着地型旅行商品「妖怪採集」を販売するなど、観光資源として活用したことで更なる活性化に繋がっています。
妖怪文化を体験する旅行客も増加しており、外国人観光客等の地域周遊を促しています。
(参考:国土交通省の公式HP)


・福井県福井市
「観光資源としての『戦国城下町一乗谷朝倉氏遺跡』を活用」
取り組み概要:地元の遺跡保存団体や観光団体、自治体などと連携しながら、観光客の滞在時間の延長や満足度向上につながるよう、効果的な案内ツール、歴史的空間としての魅力を体感できるコンテンツづくりなどを進めています。

例として、戦国城下町での暮らしを再現した「戦国城下町生活再現」の開催や一乗城山ウォーキングコースの整備などが挙げられます。また、GPSと連動した音声案内コンテンツ「戦国浪漫・一乗谷(日本語・英語の音声案内アプリ)」の提供や、遺跡案内ボランティアの養成、配置などにも取り組んでいます。
(参考:国土交通省の公式HP)

2、イベント編

・北海道函館市
・イベント名:ハッカソン
取り組み概要:函館の地域経済を活性化するため、函館の主力産業である観光を、より多くの人々に伝えることができる、LINEをベースにしたミニアプリを考案・実装します。
これからの函館を担っていく若い世代の方々に函館の魅力を再認識してもらうこと、若いアイデアで新たな函館観光を作りだすこと、参加者自身のIT技術の向上を目的としてハッカソンを実施します。

★ハッカソンとは?
ハッカソン(Hackathon)は、プログラムの改良を意味する「ハック(hack)」と「マラソン(marathon)」を組み合わせた造語であり、プログラマーやデザイナーなどWebデザインやシステム開発に携わる複数人がチームを作り、定められた期間でソフトウェアやサービスを開発するイベントです。本イベントのように、スキルアップや人材育成を図る目的でも実施されます。
(参考:https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2023021000017/

今年は3月に2日間開催され、参加対象は市内の大学、高等専門学校、高等学校に通う学生および生徒さん。2~3名で1チームを構成し、プログラミング経験者がいることが条件のため、本格的な開発スキルを試すことができるイベントとなっています。

3、地域教育編

・広島県広島市
取り組み①:「地域団体の連携による校庭を活用した子供向けの映画鑑賞会の開催」
概要:コロナの影響で、子供たちが集まって楽しめる行事が開催できない状況が続き、地域の各種団体が子供同士が楽しみながらコミュニケーションが図れるようにと、校庭での映画鑑賞会を連携して開催。

取り組み②:地域ぐるみで子供たちの夢や目標を応援
概要:活力向上推進事業補助金を交付する支援

※交付補助対象:3人以上で構成される団体
※交付補助限度額:初年度:100万円、2年度:70万円、3年度:35万円
(参考:広島市公式HP)



・石川県
取り組み①:土曜日に行われる本物に触れ合う体験ツアー
概要:市内各地域の自然や文化、歴史への理解を深め、白山手取川ジオパークを通じた「水と人々の関わり」をテーマとした体験学習を実施。本物にふれ合う感動を味わい、楽しさを体感することで、子供たちが豊かな感性を育み成長することに寄与する狙いがあります。

取り組み②:地域とともに「地域の歴史・伝統」を受け継ぐ
概要:1.学校・家庭・地域が一体となって、地域ぐるみで子供を育てる体制を整えること。
2.子供たちの教育をよりよくするとともに、生涯学習社会の実現・地域の教育力の向上を図ること。
(参考:石川県公式HP)

まとめ

各地域において地域資源などを活かした取り組みが行われており、「地域コミュニティ」のあたたかさに触れることで、地元への愛が増すのではと思います。あなたのお住まいの地域では、どんな取り組みがされているのでしょうか。この機会にぜひ調べてみてください。

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