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地方創生で活かせる資格5選

~地域で活躍するための武器を持つために~

皆さんこんにちは!コラム担当のあらぽんです。

地方創生は、地域を活気づけるための重要なテーマです。昨今、日本全体においては人口減少や少子高齢化という問題に直面する中、地方創生をするためには多くの角度からアプローチをする方法があります。資格取得はその中でも重要な一つであると考えます。本記事では、地方創生において活かせる資格について紹介します。

そもそも地方創生とは?

地方創生とは、少子高齢化で人口減少している社会を改善し、経済格差を埋めるために取り組んでいくもの。

詳しくは こちらでご紹介していますのでぜひお読みください。

地方創生において必要な資格がある背景

グローバル化の進展やテクノロジーの発展など、目まぐるしく変化する環境下において、都市部のみならず地方でも持続的な地域を築くために、高い専門性を持った人材を求めています。

一つ目の理由は、市場拡大のためです。人口減少が続く県内の市場だけでなく、県外・国外の市場でも戦うために、発信力や商品サービスの企画力、マーケティング力など、地域の産業の競争力を高めるための支援ができる人材求められています。

二つ目の理由は、少子高齢化に対応するための生産性の向上、デジタル化の推進が挙げられます。少ない労働力でも生産性高く、効率的に事業を回すために、業務のIT・デジタル化、情報処理システムの構築やデータ解析などの専門知識を持った人材が不可欠です。

三つ目の理由は、地方の自然豊かな観光資源や場所を活用するためです。地方にしかない自然や建造物などのスポットで観光業を盛り上げるために、地域の歴史や文化、風土、自然を活用したアクティビティの企画などに関する専門的な知識を有する人材が求められています。

以上のように、現代の地域経済や地域企業には、少子高齢化・技術・情報の進化・顧客ニーズの多様化など、さまざまな課題があります。こうした課題を解決するために、専門知識を持った人材必要です。

地方で必要とされる資格【5選】

≪資格取得の難易度の表記≫
やさしい ★  普通 ★★  難しい ★★★

【1】ネイチャーゲームリーダー
ネイチャーゲームリーダーとは、子どもから大人までを対象に、五感を意識しながら「自然とふれあうことの楽しさ」を教える指導員のことです。
幼稚園、小学校、中学校など教育の現場で活かすことのできる資格で、全国には約1万人ほどの指導員がいます。
若い方がこのような資格を持ち、地域を巻き込んで伝承者になることで、その地域の魅力がいつまでも語り継がれていきます。そこまで難しくない資格だからこそ、地域の自然環境に興味があって、また次の世代にも自分の言葉で伝え、守っていきたい方におすすめです。

・資格の難易度:★
・資格取得まで
(1)ネイチャーゲームリーダー養成講座(2〜3日間)に申し込む
(2)参加費を支払う・参加要項を受け取る
(3)講座を受講しネイチャーゲームリーダーに認定
・費用:28,000〜45,000円程度(日数・内容により変動あり)
・対象:18歳以上の方
・この資格が活かせる仕事例:小学校、中学校、高等学校の授業、保育や幼児教育の現場など

参考:公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会HP

【2】日本農業技術検定
日本農業技術検定とは、農業の実践的な知識や技術を客観的に評価することが目的の検定試験です。農業を学ぶ学生はもちろん、後継者として農家を継ぐ方や新しく農業を仕事にしたい人が対象です。
資格を取得することで、農業に関する知識・技術をより深められ、農業経営にも役立ちます。受験者数は年々増え続けており、2016年以降は毎年2万人以上が受験する人気の検定試験です。
少子高齢化の今、将来の担い手が不足している農業においては、この資格を取得していると例えば、地方移住をした際に雇用先がスムーズに見つかるでしょう。もしくは、地方移住を考えている中で、収入+食の部分を自ら生み出せる仕事でもあるので、地方だからこそ活かせる資格であると思います。地域が抱えている将来の担い手候補にもなりうるので、未来の人材を育てる資格とも言えます。

・資格の難易度:★★★ ※受験レベルによる
・資格取得まで:3級・2級・1級と難易度別
↳3級:農作業の意味が理解できる入門レベル⇒学科試験のみ(実技試験なし)
↳2級:農作業の基本知識と技術の両方を有する基本レベル⇒学科試験+実技試験
↳1級:農業の高度な知識と技術を習得、実践しているレベル⇒学科試験+実技試験
・費用:3級:3,140円 / 2級:4,190円 / 1級:5,240円
・この資格が活かせる仕事例:農業関連

参考:一般社団法人全国農業会議所HP

【3】食品衛生責任者
食品衛生責任者とは、食品の製造や販売を行う際に必要となる資格です。飲食店を開業する場合に、店舗で必ず1名は必要になる資格となります。
主な役割としては、設備の衛生確認、保管場所や加熱方法のチェックなど食材の管理、従業員の体調管理などとなります。
例えば、地方で飲食店を開業するにあたり、その土地の特産品を活かして商品を販売したり提供したりする際に持っておくべき資格です。地域資源を活かした地方創生をしたい場合に役立つでしょう。

・資格の難易度:★
・資格取得まで:講習と試験をあわせて約6時間受けたのち資格取得(各都道府県の食品衛生協会が開催)
・費用:12,000円
・対象:17歳以上の方(高校生は受講不可)
・この資格が活かせる仕事例:飲食店

参考:一般社団法人東京都食品衛生協会HP

【4】マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)とは、エクセルやワードなどのマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明できる資格です。
PCの基本知識を身につけておくことで、今はWeb上で仕事を受託して、納品まで行うクラウドソーシングが広がっていることから、地域が抱えている課題に対して遠隔でも支援が可能となるでしょう。ITの資格は今後さらに需要も上がるうえに、地域のデジタル化を進めるためにはITに強い人材が必要となります。ぜひ、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)の資格をきっかけに、ITスキルが身につく資格の幅を広げてみてください。

・資格の難易度:★★
・資格取得まで:一般レベルと上級レベル(エキスパート)の2段階に分かれており、その中でも、エクセルやワードなどの科目を選択して受験を行います。受験方法は、オンラインもしくは、会場のどちらかを選択できます。
・費用:10,780円~12,980円※受験する科目によって異なります。
・この資格が活かせる仕事例:事務や営業など、PC業務全般

参考:マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)公式サイト

【5】マーケティング検定
マーケティング検定とは、マーケティングの基礎知識を学ぶためのものです。
受験するレベルによって難易度は上がっていきますが、マーケティングの基礎があるだけで、地域が抱えている課題に対して解決できるスキルのため、とてもニーズがある資格と言えます。例えば、自治体において地域を盛り上げたいが、どのように戦略を立てて集客をし、新たな観光地として誘致できるかを考えることや、SNSなどを活用して地域の魅力を発信するためのマーケティング知識など、幅広い観点から活躍の場を広げることができます。マーケティングの資格取得をすることで、地方創生に貢献できる大きな一歩となるでしょう。

・資格の難易度:★★ ※受験レベルによる
・資格取得まで:申し込み後、全国各地のテストセンターで受験が可能です。また、資格は3級(初級者向け)・2級(中級者向け)・1級(上級者向け)とわけられています。
・費用:3級:6,600円 / 2級:9,460円 / 1級:14,850円
・この資格が活かせる仕事例:中小企業、自治体など業界を問わず

参考:公益社団法人日本マーケディング協会HP

番外編として・・
資格ではないのですが、地方創生においては必要なスキルのためご紹介します。

●地域コーディネーター
地域コーディネーターは、地域の未来を担っていく若者たちと、地域の企業をはじめとした様々な人との出会いの場をつくり、実践的プロジェクトを通して両者をつなぐ存在です。

・難易度:★
・概要:カリキュラムは3つあり、それぞれ段階を経て受験が可能です。
(1)導入編:地域の現状を踏まえ、地域におけるコーディネーション機能の必要性について各地の事例を交えながら学ぶ、座学とワークショップを行います。
(2)基礎編:各地域でコーディネーターを中心とした地域の生態系を体感できるフィールドワークを実施。
(3)実践編:すでに地域コーディネートを行っている団体に半年~1年間入り込み、実際の業務を通してコーディネートに必要なマインドとスキルを身につけます。
・費用:導入編:5,000円 / 基礎編:その時々で変動があるため固定ではない / 実践編:50,000円/月(6か月~)※事前に活動を想定している地域の自治体等と相談の上、補助金や助成金を獲得して活動費に充てることも可能。
・この資格が活かせる仕事例:起業し、自ら地域コーディネーターとしての役割を担う、企業の新規事業としてコーディネーション事業を立ち上げる、商工会議所の新事業としてコーディネーション事業を立ち上げる、などがあります。

参考:地域コーディネーター養成講座

まとめ

地方創生は、地域の活性化や持続可能な発展のために重要な課題です。そのため、地域の情報を把握し、その課題解決のために戦略的な施策を立てる必要があります。一方で、資格取得は地方創生に取り組む上でのポイントの一つであると考えます。地方創生に関連する資格を取得し、専門性や知識を身につけることで、地域での企業立ち上げや産業振興、農業や観光の発展など、地方創生に取り組むためのノウハウを習得できます。このように、地方創生に活かせる資格取得にチャレンジし、地域の未来に貢献することができるでしょう。

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