【第一弾】
地方のビジネスプランコンテスト
受賞案まとめ〈19案〉
~未来のビジネス可能性を発掘する機会の場~
みなさんこんにちは、コラム担当のあらぽんです。
全国各地で「ビジネスプランコンテスト」が開催されているのかことをご存知でしょうか?
県や市が開催をしているものから、企業やNPO法人が開催しているものまで幅広くあります。
そこで今回は、全国で開催している「ビジネスプランコンテスト」の中でも、県や市で行われているものに限定してご紹介をしていきます。
◆第二弾の記事はこちら:【第二弾】ビジネスプランコンテスト受賞案まとめ:選22選
全国各地で「ビジネスプランコンテスト」が開催されているのかことをご存知でしょうか?
県や市が開催をしているものから、企業やNPO法人が開催しているものまで幅広くあります。
そこで今回は、全国で開催している「ビジネスプランコンテスト」の中でも、県や市で行われているものに限定してご紹介をしていきます。
◆第二弾の記事はこちら:【第二弾】ビジネスプランコンテスト受賞案まとめ:選22選
【目次】
ビジネスプランコンテストとは?
地方開催のビジネスプランコンテスト受賞案のご紹介
1.青森県開催のビジネスプランコンテスト
2.福島県開催のビジネスプランコンテスト
3.富山県開催のビジネスプランコンテスト
4.福井県開催のビジネスプランコンテスト
5.新潟県開催のビジネスプランコンテスト
6.栃木県開催のビジネスプランコンテスト
7.千葉県開催のビジネスプランコンテスト
8.静岡県開催のビジネスプランコンテスト
9.愛知県開催のビジネスプランコンテスト
10.兵庫県開催のビジネスプランコンテスト
まとめ
ビジネスプランコンテストとは?
地方開催のビジネスプランコンテスト受賞案のご紹介
1.青森県開催のビジネスプランコンテスト
2.福島県開催のビジネスプランコンテスト
3.富山県開催のビジネスプランコンテスト
4.福井県開催のビジネスプランコンテスト
5.新潟県開催のビジネスプランコンテスト
6.栃木県開催のビジネスプランコンテスト
7.千葉県開催のビジネスプランコンテスト
8.静岡県開催のビジネスプランコンテスト
9.愛知県開催のビジネスプランコンテスト
10.兵庫県開催のビジネスプランコンテスト
まとめ
ビジネスプランコンテストとは?
ビジネスアイデアや起業プランなどを審査し、優れたものに賞金や投資資金を提供するコンテストのことです。参加者は、学生や起業家、中小企業など多様な人々が対象で、新しいビジネスチャンスを開拓できる貴重なイベントです。審査員や投資家にとっても次世代のビジネスアイデアを発掘する機会となったり、起業家は自身のビジネスプランを改善して、より質の高いビジネスモデルを構築することができる場所です。
ビジネスプランコンテストの審査は、ビジネスアイデアの斬新性、市場性、事業計画の妥当性、経済性、社会的意義など、複数の観点から行われます。これらの審査基準の中でも、市場性が非常に重要視され、ビジネスアイデアが今後も市場で需要があるものであるかどうかが判断されます。
こうしたコンテストで優勝した案を実際に行った結果、社会的なイノベーションが生まれ、世界的にもビジネスを牽引する事例も生れております。
では、実際にどんなビジネスプランコンテストが開催されているのかを、県や市が主催しているものに限定してご紹介していきます!
地方開催のビジネスプランコンテスト受賞まとめ
1.主催地域:青森県
【青森市を牽引する企業をつくりだす】
■コンテスト名:青森アクセラレータープログラム
■実施機関
青森市 01Booster
■コンテスト概要
本プログラムは、起業や第二創業などの「しごと創り」に取り組む青森市が主催する、アクセラレータープログラムです。アクセラレータープログラムとは、成長意欲の高い事業者や起業家に対して、期間中集中的に支援を行うことで成長を加速させる手法で、本プログラムを通じて地域を牽引する企業をつくりだすことを目的としている。
▼優勝ビジネス案:※優勝賞は以下9つです。
(1)JAグループと高齢化社会の相続贈与の負担軽減を目指す
⇒ビジネス案概要:株式会社AGE technologies提案
株式会社AGE technologiesが展開する「相続ドットコム」は、面倒な証明書の収集や委任状の作成など、手続きを簡素化するオペレーションを提供。
次に申請書作成に関して、登記申請書や遺産分割協議書などの段階での申請書をウェブ上で簡単に作成できるシステムを自社開発した。
(2)野菜でつくったクレヨンが食料環境問題のきっかけに
⇒ビジネス案概要:mizuiro株式会社提案
青森の野菜を活用したカラフルなクレヨンを開発・販売しているmizuiro株式会社は、子供たちに遊びを通じて食料環境問題について考える機会を創出。
(3)農業資源にデザイン要素を「枝もの定期便」が供給不足のヒットに
⇒ビジネス案概要:株式会社TRINUS提案
日本独自の価値観と素材の魅力を活かし、株式会社TRINUSが培ってきたデザインを融合させてサービス化したのが「枝もの定期便」。
デザインは、枝を気軽に使った装飾やアイテムを提供、定期的なサブスクのサービスとして「枝もの」を自宅に届ける取り組みを行っている。
(4)宇宙探査技術を農業の負担軽減に——東北大学発のAIロボ開発
⇒ビジネス案概要:輝翠(きすい)TECH株式会社提案
日本の小さな農地に対応できるよう、でこぼこな地形などにも対応し、農家の方々が収穫作業に集中することができるようにするAIロボットを開発。
(5)カーボンクレジットで農家の収益と環境保護を同時に実現
⇒ビジネス案概要:株式会社フェイガー提案
株式会社フェイガーは、農業における水田の中干し延長や牛のゲップ抑制など、脱炭素の取り組みを推進し、それらを記録。
これらの取り組みをプロジェクトデベロッパーとして、国内/国際認証機関の承認を受けた農業由来の炭素クレジット化することで企業に販売し、同時に取り組みを行った農家に還元することで収益化もサポート。
(6)「家族で外食にいけない」をなくしたい——アレルギー対応スイーツ開発
⇒ビジネス案概要:株式会社RelieFood提案
誰もが食事を楽しめる世界を作るため、国内で唯一、特定原材料等28品目アレルゲン不使用で美味しさを追求。
また、販路開拓の面では、高級スーパーやコンビニエンスストアとの展開を進めていく予定とのこと。
(7)吉野家の玉ねぎをパウダーにしてフードロスを削減
⇒ビジネス案概要:ASTRA FOOD PLAN株式会社提案 ASTRA FOOD PLAN株式会社は、加熱殺菌乾燥装置という食品処理装置を開発している。取り組んでいる内容は、製品の生産工程で発生している広範なロス。
例えば、野菜の端材や農作物の生産過程で発生しているロスなどがあり、実際には通常のフードロスの4倍以上の量が捨てられている。このロスを加熱殺菌乾燥によって粉末化し、保存期間が1年以上の新たな食品原料にする取り組みを行っている。
(8)AIで病害虫被害の大幅な軽減を目指すミライ菜園
⇒ビジネス案概要:株式会社ミライ菜園提案
病害虫診断AI&栽培SNSアプリ「SCIBAI(サイバイ)」を開発し、農家が病害虫の予防に正確に取り組めるよう支援の実施。
(9)魚のフードロスをなくせ!お魚サブスクサービス「Fishlle!(フィシュル)」
⇒ビジネス案概要:株式会社ベンナーズ提案
捕れた魚をその日のうちに加工し、瞬間凍結することで毎月1回、600グラムまたは10パックの魚を家庭に直送する「Fishlle!(フィシュル)」サービスを展開している。
参考:青森アクセラレータープログラムについて
【地域経済の発展に貢献】
■コンテスト名:NAKADOMARI ビジネスプランコンテスト
■実施機関
中泊ビジネスプランコンテスト実行委員会(青森県中泊町)
■コンテスト概要
コロナ禍、過疎化の進展における地域課題の解決に資するビジネスプランや新たなローカルビジネスの創出に向けた取組等を支援することによって、次代を担う人材の起業・創業等の新たなチャレンジを促進し、地域経済の発展に寄与することを目的としている。
▼優勝ビジネス案
再生可能エネルギーで水産物加工品を製造し市場開拓に挑戦するプラン
⇒ビジネス案概要:小泊沖で漁獲または養殖事業を行っているメバルやマツカワガレイを風力発電を利用して冷凍加工する事業
参考:NAKADOMARI ビジネスプランコンテストについて
■コンテスト名:NAKADOMARI ビジネスプランコンテスト
■実施機関
中泊ビジネスプランコンテスト実行委員会(青森県中泊町)
■コンテスト概要
コロナ禍、過疎化の進展における地域課題の解決に資するビジネスプランや新たなローカルビジネスの創出に向けた取組等を支援することによって、次代を担う人材の起業・創業等の新たなチャレンジを促進し、地域経済の発展に寄与することを目的としている。
▼優勝ビジネス案
再生可能エネルギーで水産物加工品を製造し市場開拓に挑戦するプラン
⇒ビジネス案概要:小泊沖で漁獲または養殖事業を行っているメバルやマツカワガレイを風力発電を利用して冷凍加工する事業
参考:NAKADOMARI ビジネスプランコンテストについて
2.主催地域:福島県
【新たな産業創出を通じて地域経済の活性化へ】
■コンテスト名:ふくしまベンチャーアワード
■実施機関
福島県
■コンテスト概要
新しいビジネスへの挑戦や、地域課題の解決に取り組むビジネスプランを幅広く募集し、評価するもの。
広報の機会やビジネスマッチングの場を提供することで、起業家をさらなる飛躍へと導き、新たな産業創出を通じて、地域経済の活性化につなげていくことを目的としている。
▼優勝ビジネス案
植物廃棄物等から、プラスチック原料(セルロース)等を抽出し、SDGsを実現
⇒ビジネス案概要:プラスチック原料(セルロース)を植物から効率的に抽出する技術を確立し、大量生産型の試作機完成させ、SDGsを実現する取り組み。
参考:ふくしまベンチャーアワードについて
3.主催地域:富山県
【独創的なアイデアで地域貢献】
■コンテスト名:みんな起業家、集まらんまいけ!ビジネスアイデアコンテスト
■実施機関
富山市新産業支援センター
■コンテスト概要
地域社会に貢献する新しい事業を育成するため、独創的な事業計画を持つ方を対象に発表の場を提供し、起業化の促進を図ることを目的に開催。
▼優勝ビジネス案
マイクロサッカードを利用した飲酒運転評価システムの開発
⇒ビジネス案概要:呼気アルコール検査に替わる飲酒運転の新しい評価指標を提案するアイデア。
「マイクロサッカード」と呼ばれる特徴的な眼球運動を活用し、飲酒後の認知機能の状態をスマートフォンを用いて誰でも簡単かつ正確に評価できるシステムの開発・販売を目指す。
参考:みんな起業家、集まらんまいけ!ビジネスアイデアコンテストについて
4.主催地域:福井県
【地域・経済活性化の新事業創出に向けて】
■コンテスト名:福井発!ビジネスプランコンテスト
■実施機関
福井発!ビジネスプランコンテスト2022実行委員会(福井市、福井大学、福井県立大学、福井工業大学、福井商工会議所、ふくい産業支援センター、NPO法人アントレセンター)
■コンテスト概要
福井をはじめとする地域活性化、経済活性化につながる新事業の創出、創業支援、地方ならではの新たなビジネスの発掘や起業活動の促進
▼優勝ビジネス案
夏にも生食いちご!?通年栽培方法確立でいちごを福井の特産品に!
⇒ビジネス案概要:水稲育苗用ハウスを活用し、夏いちごを生産して福井の新たな特産品を作る取り組み
参考:福井発!ビジネスプランコンテストについて
5.主催地域:新潟県
【"起業の島"と呼ばれる地で挑戦】
■コンテスト名:佐渡島ビジネスコンテスト
■実施機関:
新潟県佐渡市
■コンテスト概要
佐渡市と創業・企業誘致支援団体NEXT佐渡の取り組みをパッケージ化し、これを提供するチャレンジャーを広く全国から求めるコンテスト
▼優勝ビジネス案
佐渡市拠点のプロロードレースチームの運営
⇒ビジネス案概要:提案企業:株式会社オリエンタルスポーツ
地域密着型のプロ自転車チームを運営する株式会社オリエンタルスポーツは、佐渡市に密着して活動するプロサイクルロードレースチーム「佐渡ゴールデンアイビス」を2023年4月に発足。
サイクリングガイドとして来島者を案内する事業や子ども向けのスクールも開講して、サイクル文化を広め地域活性化と観光振興につなげることを目的としている。
参考:佐渡島ビジネスコンテストについて
6.主催地域:栃木県
【栃木市の産業活性化につなげるために】
■コンテスト名:蔵の街とちぎビジネスプランコンテスト
■実施機関
栃木市役所
■コンテスト概要
市内において1件でも多くの事業化が実現することや、若者や女性等の創業に関する機運を高めること、ひいては、市全体の産業活性化につながることを目的としている。
▼優勝ビジネス案
子どもの生きる力を育む「文武一道型」柔道教室~子どもに自信を、ママ・パパにゆとりを~
⇒ビジネス案概要:文武一道塾 咲柔館(しょうじゅうかん)が提案
コロナ禍の影響も含め、体力・気力が低下している子どもが増加しており、柔道の力で元気にしたいという思いで柔道教室を開業。また、学習(作文・宿題・読書・古典の素読)も行うことで、心・頭・体の力をバランス良く鍛える。
今後は、発達が気になるお子さんへの対応や英語教育などにも力を入れ、「新しい形の柔道教室」として更なる発展を目指す。
参考:蔵の街とちぎビジネスプランコンテストについて
7.主催地域:千葉県
【新たな可能性が広がるアイデアを求む】
■コンテスト名:ちば起業家ビジネスプラン・コンペティション
■実施機関
千葉県商工労働部経営支援課
■コンテスト概要
県内での起業を前提とした内容で、千葉県の課題解決につながるビジネスアイデア・プランを広く募集し、表彰・支援することで、起業家の育成・支援を目指すもの。
▼優勝ビジネス案
放射性治療薬による『革新的な「見える」がん治療』
⇒ビジネス案概要:千葉県発の技術イノベーションを活かし、『革新的な「見える」がん治療』を実現
参考:ちば起業家ビジネスプラン・コンペティションについて
8.主催地域:静岡県
【牧之原市の産業・観光資源を広げるために】
■コンテスト名:牧之原市チャレンジビジネスコンテスト(まきチャレ)
■実施機関
静岡県牧之原市
■コンテスト概要
イベントを通じて、牧之原の特徴を全国に発信し、全国から牧之原市にて既存の産業・観光とコラボレーションして、事業を広げようとする意欲あるスタートアップを募ることが目的。
▼優勝ビジネス案
※プラン名なし、事業者:ウクライナで創業した包装材の開発会社「S・Lab(エスラボ)」
⇒ビジネス案概要:キノコ菌糸体と麻を原料にした包装材の製造技術を持っているS・Lab(エスラボ)。
市内の茶園から生じる茶の枝や根などを活用した包装材の開発を提案し、市内に事業所を構え、茶業関係者との連携した取り組みを進めていく。
参考:牧之原市チャレンジビジネスコンテスト(まきチャレ)について
9.主催地域:愛知県
【新たな価値を生み出すために】
■コンテスト名:Aichi-Startup ビジネスプランコンテスト
■実施機関
愛知県、Aichi-Startupビジネスプランコンテスト2022 事務局
■コンテスト概要
2018年10月に「Aichi-Startup戦略」を策定し、スタートアップ・エコシステムの形成・充実に努めており、次世代の新たな価値観を生み出すビジネスプランを募集することを目的とする。
▼優勝ビジネス案:
土壌汚染対策法を楽々に、製造業環境機能SaaS
⇒ビジネス案概要:土壌汚染対策法では、製造業・土壌業者・行政で取り交わす届出が紙で行われているので、ペーパーレス化を図るためSaaS 「Underground Dogs」を導入する取り組み。
参考:Aichi-Startup ビジネスプランコンテストについて
10.主催地域:兵庫県
【地域課題にアプローチするために】
■コンテスト名:さようビジネスプランコンテスト
■実施機関
さよう星降る町のビジネスプランコンテスト実行委員会事務局
■コンテスト概要
約7割の事業所で従業員が不足し、人材を求める一方で地元高校生の7割以上が将来は地元以外で働くことを希望している状況。人口減少や高齢化などの地域課題を解決すべく、若年層にとって魅力的な仕事を増やす必要がある。
また、地域特有の資源が佐用町にはたくさんあり、これらを生かして広く発信するが必要。こうした課題にアプローチできるビジネス案を募集する。
▼優勝ビジネス案:鹿革と地産素材を使った商品の開発、販売
⇒ビジネス案概要:鹿革と地産素材を組み合わせて新しい商品を開発し、都心に発信していくビジネスプラン
参考:さようビジネスプランコンテストについて
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
ビジネスプランコンテストは、新しいアイデアや商品を持つ起業家が、プレゼンを通じて投資家や専門家と出会い、ビジネスを展開するための資金やサポートを得ることができる場所ということがお分かりいただけたかと思います。幅広い年代の方が参加できますので、自分の頭の中で構想しているビジネス案を世の中にアピールできる絶好のチャンスを、ぜひあなたも見つけてみてはいかがでしょうか。